腸詰めした生のソーセージを油で揚げてみたら大変なことになりました。揚げてはいけません

店長のソーセージ作り

先日、とんかつのお店の方からソーセージ作りの問い合わせをいただき、作ってみたいということで、ソーセージキットと羊腸をご購入いただきました。商品到着した日にその方から、ボソボソしたソーセージでプリッとしたソーセージにならなかったという連絡がありました。原因や対策などをお話しさせていただきもう一度やってみるということに。

翌日連絡があり、なんとプリッと美味しくできた!というのです。
すごーい、やりましたね~。私もうれしい~(^^)

お店で出せるようにもっと研究してみるそうです。
あと、皮がパリッとさせるには?という質問もあり、基本は乾燥燻煙だけど、プライパンで皮を焼くと少しパリッとしますよと伝えると「油はいっぱいあるんだけど油で揚げるのはどうだろう」と質問されました。
そう言われて気づいたのですが、一度も揚げたことが無いのです。
「揚げたことないです。こんどやってみますね。」
と伝えて電話を切りました。

ということで、本日、腸詰めしたソーセージを揚げてみる実験をしてみました。

ソーセージを揚げるって、、大丈夫だろうか・・と不安でしたが、
やってみないことには分からないということで、
油を160℃に熱して(180℃は怖いのでとりあえず160℃)ソーセージを一本投入します。
初めは4本ぐらい投入しようと思ったのですが、油が飛んだら危ないなと思い、まずは1本です。
入れるとすぐに羊腸から少し空気が出てきます。
(怖いので写真が上手く撮れずブレブレで申し訳ない)

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「大丈夫かな~」とみていると
ボコ、ボコンッ
「ん?」
ボコ、ブシューブシューブシュー、ボコン、ゴボゴボ、ブシュブシューシュー
「ひぃ~え~なんかおかしい~あぶな~い」

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皮が膨れているところがありますし形もなんか変。
油と水蒸気がはねてきそう。
イザという時用に用意していた別の鍋のフタをサッとかぶせて油を防御。
「火がまだついている!」→すぐに消す。
それでも、手にボコンボコンと振動が伝わってきます(>_<)

1分ほどでボコボコも収まりました。
「ふ~(^_^;)」

ソーセージを油で揚げるのはダメでした。
危なすぎます。
みなさんはやらないようにして下さい。

手作りソーセージは油で揚げてはいけません!

それで、揚げたソーセージを取り出しますと

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みごとに破れていました。
一応中心の温度を測ると

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86℃なので中まで火は通っているので食べられます。
皮の部分は若干色がついています。

食べてみると、皮は少しこんがりしているので少しパリッとした感じはあります。中は熱が加わりすぎなのか、破れたからか、ちょっとボロボロした感じです。

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まあ、油で揚げるのは危ないし、ソーセージが破裂してしまうことが分かって良かったです。
あと、残った油を温めたら、また、大変なことになりました。
油の中に水が入ってしまっているようで、ボコンボコンが止まらず危ない。
しかたないので油は廃棄することにしました。

手作りソーセージは水分も多いし空気が入ってしまうこともあるので油との相性が悪いのですね。
みなさんは油で揚げないで下さいね。
手作りソーセージは油で揚げてはいけないという話でした。

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