ベーコンの塩抜き時間を水流をおこすことで短縮できるかやってみました

ソーセージ以外(ベーコンやハムなど)の作り方やレシピ

ベーコンをつくるとき、豚バラ肉を塩づけして、それを塩抜きするときにけっこう時間がかかるので、水を回して塩抜きをしたら早く塩が抜けるかな?と思いまして、水を動かしながら塩抜きをしたら、塩抜き時間を早めることができました。
時短で美味しいベーコンが作れたという話です。

塩漬け肉の塩抜き

ベーコンを作る時に肉を数日塩漬けにしたあと、水につけて塩を抜きます。

この塩抜きが時間がかかりますよね。

流水でおこなうと早く塩が抜けるのは知っていましたが、家庭で数時間水を出しっぱなしにするのは、水道代がもったいないな~と思ってしまいます。

かといって、ためた水の中で塩抜きをしても、なかなか塩が抜けませんよね。水の温度や室温によっては6時間以上かかることもありました。

流水で塩が早く抜けるということは、もしかすると、肉の表面の水が動いていたらいいのでは?と思いました。物理的に水の流れを起こして、塩が早く抜けるかを試してみることにしました。ただ水を出しっぱなしにすると水がもったいないというか水道代もかかるので、水を流したままにしないで早く塩が抜ける方法がないかと思いあれやこれやと考えてみました。

水を動かす

ただ水を動かすだけでいいのので、おもちゃのプロペラを使いました。

こちらです。

懐かしいです。タミヤの水中モーターです。昔、おもちゃの船の底にコレをつけてお風呂で遊んだことのあるような無いような。。。

自分で組み立てます。ちょっと面倒だけど、ちょっと楽しい時間でした。

モーターや電池部分に水が入ってこないように付属のグリースが付いているのですが、今回は食品に使うので、手持ちの食べても大丈夫なグリースを使いました。

食品製造機械用のグリースはここ↓とプロペラの軸の部分に使いました。

水中モーター完成です。

いちおう、水流が発生するか、鍋にみずをはって確かめてみました。
ちゃんと水が回っています。思っていたより弱い水流ですがとりあえずこれでやってみます。

今回小さめの豚バラ肉を使いました。パクモグドットコムで販売しているベーコンスパイスと塩で漬けています。塩漬けは3日でした。

水の入った寸胴に塩漬け肉を入れ、ちょうどプロペラ部分が水につかるように取り付けてスイッチを入れますと、ゆっくりですが水が動きます。とりあえず水が動いているのでどうなるかやってみました。

対照として、ほぼ同じ大きさの、同じように塩漬けをした肉をもうひとつ用意して、こちらはいつもどおり、水につけておくだけ(途中1時間おきに水は交換)です。

塩抜きを開始してから1時間ごとに塩の抜け具合を確認しました。2時間後に少し切って電子レンジで熱を通し味見したところ、水流で塩抜きをした肉が良い塩梅でした。

塩の抜け具合は少し切って皿に入れラップをして電子レンジで数秒ずつ加熱します。中までしっかり熱が通ったものを食べて塩を確認しました。

乾燥・燻煙をしてベーコンに

水流がない方は、明らかに塩が強いです。完成したベーコンとして比較したいので、2時間で両方(水流あり・なし)の塩抜きをストップしました。このあとは乾燥と燻煙をおこなってベーコンにしていきます。

結果

水流ありはいい塩加減のベーコンになりましたが、水流なしは塩が強すぎのベーコンになりました。

大雑把な検証ですが、水流がある方が塩が早く抜けるのが分かりました。

はじめは、手で水流を作ってやってみようかと思いましたが、何時間も水をぐるぐる回すのは疲れてできなさそうなので、昔懐かしい水中モーターでやってみました。

以上、水流で早く塩が抜けるかでした。

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