手作りソーセージの皮を簡単にパリッとさせるいい装置(家電)をみつけました!

ソーセージ作りの道具

それは「リクック 熱風オーブン FVX-M3A-W(アイリスオーヤマ)」という家庭用のコンベクションオーブンです。
コンベクションオーブンは、熱風をファンで対流させることができるオーブンのことです。
多くのメーカーが販売していて、ぜんぜん珍しくはないのですが、このオーブンの他のオーブンにはない機能がソーセージ作りに役立ちました。

1.風が強いこと
2.60℃に設定できること

この2点がソーセージの乾燥にとてもいいのです。
家庭用のコンベクションオーブンをネットでいろいろ調べたのですが、60℃に設定できて風が強いのはこのオーブンだけでした。
(たいてい設定温度は100℃~でした。)

皮をパリッとするようにソーセージを作るには、腸詰めしたあとに温風で乾燥をして、さらにスモークする必要があります。
乾燥させるのがソーセージの皮をパリッとさせるコツなのです。でもこれが難しいのです。

ソーセージ作りのプロは温風乾燥からボイルまで自動で行うソーセージマシン(高価&電源が200V)を使います。
家庭用のマシンはありませんので、私たちアマチュアはドライヤーや布団乾燥機などを使って温風乾燥をするしかありませんでした。
そんな中、このオーブンはソーセージの乾燥に使えそうなので見つけた時は興奮しました。
気になる点としては、庫内が広くないので「ソーセージ500gが入るかどうかぎりぎりかな~」というところです。

・・と、商品のスペックばかりながめていてもしかたがありません。
実際に使ってみなくては・・・ということで、購入することにしました。
↓これです。

ネットで送料込みで2万円しなかったので、もし、買って使ってダメでも、それほどダメージは少ないかなと思いながら購入しました(^_^;)

すぐ届いたので、早速ソーセージ作りです。
うまくいくのかドキドキします。

腸詰めしたソーセージをこのオーブンの中に入れます。

温度60℃(←おぉ~60℃にセットできるって感動です。)にセットして調理時間30分でスタートしました。

どんどん表面の水滴が無くなるのがわかります。(すごい)
乾燥早そうです。

途中で開けてソーセージの上下を入れ替えました。
触ってみると、ソーセージの上側がよく乾燥しています。
下側は乾燥が弱いですので、上下を入れ替えるといいと思います。

30分経ちました。乾燥終了とします。
見た目と触った感じは、ガサガサしていて、いい感じです。

次はスモーカーで燻煙をしますので、オーブンの役割はここで終了です。

500gなので、コンパクトスモーカーでおこないました。
チップを入れてカセットコンロで15分燻煙します。
あまり煙が強くないのが好みなのでちょっと短めの15分です。
こちらも途中で上下を返します。

燻煙後、ボイル(70~75℃20分)、冷却(氷水に5分)して完成です。

初めての材料や初めての装置でソーセージを作った時は
「美味しくできているのか?」
「どんな味になったか?」と
すごく気になって気になって。
すぐに試食しました。

パリッと感は・・・あります。
「パリッ」というより「バリッ」です。
バリバリしています(^_^;)
ちょっと乾燥させすぎてしまいました。

思いのほか、乾燥力が強いです。
乾燥させすぎで皮がが固くなるほどでした。
ただ皮が固いというだけで、ソーセージ自体は美味しかったです。

うん、ソーセージの乾燥ができることを確認しました。
そして、乾燥がとても簡単という発見もありました。
ドライヤーやダンボール箱なども必要ないので、早いし後片付けもトレイを洗うだけなのですごく楽です。

今後、このオーブンでソーセージを乾燥させる最適な時間を探していこうと思いますが、
まずは、
「ソーセージの乾燥に使えるオーブンだ!」
ということがわかりました。

これまで難しかったソーセージの乾燥がボタンを押すだけでできるのがすごいです。
現時点(2016年7月)で、一番いい感じでソーセージの乾燥ができる装置だと思います。
スモークソーセージを上手く作る人が増えそうで嬉しいです。

ただ、このオーブンのデメリットというか残念な点がひとつあります。
それは庫内が狭いことです。
狭いと言っても、食パンが4枚焼ける大きさなので、一般的なオーブントースターと比べると狭くないのですが、ソーセージを並べるとなると500gまでです。
基本のレシピで作ったソーセージも500gなので、ちょうどいいのかもしれません。
私は1kgの量のソーセージを作ることが多いので、もう倍の量が入る大きさならよりいいな~と思っています。
風が強いので、ソーセージをうまく2段に重ねたらいけるかもしれません。
それも今後、実験してみます。

コメント

  1. あぷ より:

    はじめまして♪
    ソーセージキット購入させていただきました。
    上手く作れるか?キットが届く前からドキドキです。
    うちにはノンフライヤー80℃~と言うのがありますが、ちょっと温度高すぎですか?
    コンベンションオーブンの役目は果たせそうにないでしょうか?

    • カワモト より:

      あぷ様へ

      こんにちは。パクモグのカワモトです。
      ご連絡ありがとうございました。
      また、ご購入いただきましてありがとうございます。

      80℃ですと、脂がとける温度なので、温度がちょっと高いかな~と思います。
      温風が出るようでしたら、コンベクションオーブンでなくてもいいです。
      60℃の強めの風がソーセージにあたればOKです。

      80℃はビーフジャーキーでしたら大丈夫な温度です(*^_^*)

      ソーセージ作りがんばってくださいね。
      ソーセージ作りのことでしたら、なんでも聞いてください。
      美味しく作れるようになるまで応援させていただきます!

      パクモグドットコム カワモト

  2. ひもじん より:

    なせ乾燥させるとパリッとなるのでしょうか?
    今、中身をマッシュポテトにしたらノンフライコロッケみたいになって美味しいかも!とやっているのですが
    どうもパキっと感がうまくいかず、、、
    パリッと仕上がる原理を教えていただけると嬉しいです、、、(羊腸でやってます)

    • カワモト より:

      ひもじん様
      コメントありがとうございます。
      ソーセージの中身をマッシュポテトで作ってみたのですか。
      面白いことをされますね。
      パキッと感ができないということですが、
      中身の味はどうでしたか。美味しくなるのか興味あります。
      お問い合わせはパリッと仕上がる原理ですね。
      詳しい原理は分かりませんが、やり方としては
      腸詰めしたソーセージを60℃の温風で30分乾燥させ、
      その後60℃の温風をあてながら、燻煙するとパリッとなります。
      原理は、想像ですが、
      腸に温風をあてることで、皮の表面の細かい穴が開き、
      その穴が皮を固く、また、切れやすくするのだと思っています。
      また、乾燥後に燻煙することで、よりパリッとするので、
      乾燥後の燻煙もパリッと感をアップさせる効果があると考えられます。
      以上になります。
      参考になりますでしょうか。
      他にもご不明な点がございましたらお問い合わせください。
      カワモト