日本のソーセージに手作りでどこまで近づけるかチャレンジNo.1

ソーセージ作りのコツ

マレーシアで日本料理店をされている方から相談を受けました。

マレーシアでは日本で売られているようなソーセージが無いので自分で作ってみたいということでした。
(日本のソーセージは販売しているものもあるけど高価)。

その方が作りたい日本のソーセージは、「シャウエッセン」のようなソーセージということでした。

うん、わかります(*^_^*)
確かにシャウエッセンは美味しいですからね。

日本のソーセージの味のレシピを何回かやってみましたが、改めて日本のソーセージの味の再現というか、近い味に仕上げられるようにチャレンジしてみようと思いました。

手作りでシャウエッセンと同じレベルのソーセージは作れませんが、できるだけ近づけようと思います。

(日本テレビの「得する人損する人」という番組のサイゲン大介さんみたい♪)

今回は、1回目ということで、
あまり考えずに、コレ入れて作ってみたいという材料を使って作ってみました。

※以下のレシピはある程度ソーセージを作ったことがある人向けの内容です。
※乾燥、薫煙ができない場合は作る事ができません。
※別の実験も同時におこない、500gの肉を半分に分けて使ったので肉の量が250gになっています。
いつもは肉400gで羊腸2mで作っています。

[レシピ]
肉 250g
塩 2g
砂糖 10g
水あめ 5g
白コショウ 0.5g
粗挽き黒コショウ 0.3g
ニンニクパウダー 0.2g
マギー無添加コンソメ(顆粒)1袋4.5g
氷水 50g
羊腸 2m弱

[行程]
エマルジョン生地作り
腸詰め
棒がけ
乾燥 55℃→60℃ 35分
薫煙 60℃ 15分
ボイル 70℃ 20分
冷却

結果は・・・
うーん、日本のソーセージの味にはまだまだ遠いようです。
でも、味の方向性はこれでいいと思いました。

今回、初めてコンソメを使ってみました。
手作りで作ったソーセージは噛んだ時に味が消えるのが早いと思うので、エキス的なものをいれてみたらどうだろうと思いエキスが入っているコンソメを使ってみました。
結果は成功です。肉の噛んだ時の味が日本のソーセージに近いです。
ただ、コンソメ入れすぎで味が濃くなりすぎでした。

スパイスは、コンソメの効果を知るためにシンプルにコショウとニンニクだけにしてみました。
白コショウが良い味(香り?)を出していることが確認できました。
日本ソーセージの味には白コショウが必要です。

次回は、今回同様にコンソメを使い、そこに日本のソーセージに近い香りのスパイスを入れて作ってみようと思います。

※シャウエッセンは日本ハムの登録商標です。

コメント

  1. 内田 より:

    こんにちは市販品で日本ハムさんから
    美食市場フランクフルトという商品が
    売られているのですがブリンとした歯切れや味は手作りで出来るものでしょうか?
    噛んだ時の皮の歯切れやフランクフルトの断面の肉感を作りたいのですがどうしたらいいのでしょうか教えて下さい

    • カワモト より:

      こんにちは。メッセージありがとうございます。
      プリンとした食感や歯切れは手作りでも出すことができます。
      プリンとた食感は新鮮なお肉を塩と一緒に低温で練ることで出せます。
      パクモグドットコムのページにやり方を書いてありますので良かったら見て下さい。
      プリッとさせるには

      歯切れは皮が切れるときでよいでしょうか。
      パリッとした食感ということでしたら、こちらもページにまとめてあります。
      パリッとさせるには

      断面についてですが、肉の固まりや脂が見えない均一な状態(魚肉ソーセージのような)でしたら、肉をフードプロセッサーなどで細かく練ることで作ることができます。

      味についてはそれぞれのソーセージの会社が研究されているので、まったく同じ味は難しいと思いますが、当店のフランクフルトスパイスを使いますと似た感じのソーセージにはなります。

      以上になりますが、ご質問の回答になりますでしょうか。
      他にもご不明な点がございましたらお問い合わせください。

      カワモト