手作りソーセージに一番おすすめは「豚肩ロース」(ぶたかたろーす)です。
豚の肩ロースがおすすめの理由
- 肉の結着がいい
- 肉の香りがいい
- 脂が溶けにくい
ソーセージを美味しくする要素のすべてが入っている部位です。
使い場合は、赤身7:脂3くらいの割合がよいです。
でも、豚肩ロースって値段が高いんです。
なので私は、肩ロースを使うぞ!という気合いはいりまくりの時以外は精肉店で挽き肉を買っています。
精肉店の挽き肉
精肉店の挽き肉に使われている部位は「肩肉(かたにく)」がメインです。肩肉は肩ロースの近くで結着がよく香りもいい部位なのです。肩肉という部位は精肉店でもスーパーでも見たことありませんね。肩肉は筋膜(筋(すじ))が多い部位なので、そのままでは筋っぽくて食べにくいため販売されていません。ミンサーで挽いて挽き肉として販売しています。あと、すね肉なども挽き肉に入っている場合があります。
精肉店の挽き肉を使うと美味しいソーセージが作れますのでおすすめです。
もちろん、豚の肩ロースのブロックを買ってきて、自宅でミンサーで挽く、もしくはフードプロセッサーでエマルジョンにして、ソーセージ作りをおこなったら、最高のソーセージが作れます。
精肉店とスーパーの肉について
この記事で何度も「精肉店」と言っています。ソーセージに使う肉は精肉店が買うのがおすすめです。理由は「冷凍していないから」です。
スーパーの挽き肉は、挽いて冷凍しておき、解凍したものがほとんどです。冷凍-解凍しますと、肉の中に含まれるタンパク質(ソーセージの結着に必要)が流れ出てしまい、ボソボソソーセージになりやすいのです。
私の知る限り精肉店の挽き肉は冷凍していませんので、ソーセージ作りに挽き肉を使うには精肉店の挽き肉がおすすめです。
※ごくごく希にスーパーでも冷凍していない挽き肉の店があります。地元情報ですが、近所の「良食生活館分水パコ店」は冷凍していない挽き肉を売っています。近所の精肉店が休みの時はこちらで買っています。
ソーセージ作り初心者の方へ
この記事で「豚の肩ロース最高」と書いていますが、ソーセージ作りの初めての方や初心者の方は、まずは、精肉店の挽き肉を使ってソーセージ作りをおこない、美味しいソーセージが作れるまで練習してください。
よけいなお世話なのですが、初めてのソーセージ作りで高額な豚の肩ロースを使って、失敗してほしくありません。1回目のソーセージ作りは失敗する可能性が高いのです。
失敗の原因は、ほぼ、温度管理です。腸詰め、ねじり、空気抜きに時間がかかり、肉の温度が上がってしまいます。完成したソーセージがボソボソ、ざらざら、ボロボロになります。
ですので、まずは「精肉店で挽き肉を購入」してソーセージを作ってみて、プリッとしたソーセージが作れるようになりましたら、もっと美味しいソーセージにしたい!というときに肩ロースを使ってみてください。
(よけいなお世話でした。)
新鮮な肉&ブランド豚&肩ロースは最高
数年前に燻製料理とそれに合うお酒を出すバーにソーセージ作りを教えに行ったことがあります。そこで使われていたお肉が地元新潟のブランド豚「越後もち豚」でした。その越後もち豚の新鮮なお肉を使っているお店でした。超鮮度のよい越後もち豚の肩ロースを使ってソーセージを作ったところ、すごく美味しいソーセージになりました。
新鮮な肉&ブランド豚&肩ロースを使うとこんなにも美味しいのか~!と感動と驚きでした。店のスタッフの方たちも「なんだこれ!旨い!」となってました。
新鮮な肉&ブランド豚&肩ロースを使ったソーセージは最高に美味しいソーセージになりことを知りました。
まとめ
ソーセージに一番のおすすめの部位は豚肩ロースです。
精肉店の挽き肉は安価で美味しいのでこちらもおすすめです。
以上、手作りソーセージにおすすめの肉の部位はどこかという話でした。
コメント